街の風物だより
浜山典之
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(11〜18)
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秋の夕暮れ
2021/10/19 (火) 18:52 by 浜山典之 No.20211019185227
つい1週間余り前には日中の最高気温が28度を超える夏のような暑さがまだ残っていたというのに、どうしたことか昨日も今日もそれを10度も下回るような肌寒い一日となりました。まるで一気に夏から晩秋へとなだれ込んだような感じがします。とりわけ今日は朝から日差しがなく、時折小雨がぱらつく空模様だったので、街全体が秋の寂しさにすっぽりと覆われたような印象です。
【一句】 いつの間に忍び寄ったか今日の秋
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台風一過
2021/10/2 (土) 17:58 by 浜山典之 No.20211002175820
強い勢力を維持したまま日本列島の東の海上を北上していた大型の台風16号は、昨日のうちに関東の沖合を通り過ぎて北東方向に進み、今日は朝から晴れの天気になりました。台風16号を中心にした反時計回りの北風は収まりましたが、そのかわり昨日のやや肌寒い感じとは打って変わって急激に気温が上がり、日中は汗ばむほどになりました。それでも夕暮れが近づいてくると、この時期らしく日の光にどことなく寂しさが漂い始めています。
【一句】 また一つ台風去りて猫散歩
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秋分の日
2021/9/23 (木) 18:27 by 浜山典之 No.20210923182758
今日は秋分の日、つまり秋の彼岸の中日です。しかし、日中の最高気温が32度の真夏日になりました。さすがに空の青さや日差しの色は、盛夏の頃と比べればずいぶん和らいできています。まだ暑いとはいえ、カラッとした暑さです。湿った空気が肌にまとわりつくような蒸し暑さではないので、助かります。
【一句】 涼しさはどこへ行ったか秋彼岸
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梅雨空
2021/7/1 (木) 18:24 by 浜山典之 No.20210701182415
空一面を覆う薄墨色の雲からは雨が絶え間なく降り続き、夜が明けてからだいぶ時間がたっているにもかかわらず、外はまるで夕暮れ時のような薄暗さです。気温が前日よりかなり下がったようで、肌寒く感じられます。傘をさして道を足早に歩く人影が、梅雨の風景に似合っています。
【一句】 五月雨を眺めて過ごす窓辺かな
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アジサイの花
2021/6/4 (金) 18:58 by 浜山典之 No.20210604185832
ある店の前に4種類のアジサイの花が咲いていて、濃い青紫の大きな花房は鮮やかで美しいものです。その隣には薄いピンク、あるいは薄紫のガクアジサイの花がありますが、花の大きさもその形も、普通のガクアジサイとはずいぶん違います。店主に尋ねると、「これは墨田の花火という品種です」と教えてくれました。アジサイにしてはなかなか洒落(しゃれ)た名前です。中心部分から外側に向かって小菊の花々が四方八方に散るような形で可憐に咲いている様は、なるほど隅田川の打ち上げ花火に似ていなくもありません。
【一句】 楚楚として咲くアジサイの昼下がり
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五月の風景
2021/5/7 (金) 18:07 by 浜山典之 No.20210507180742
「風薫る五月」という言葉がありますが、今は暑くもなく寒くもなく、一年のうちで一番過ごしやすい時節です。見渡せば、そこかしこに色とりどりの花々が咲き、木々の葉の新緑も瑞々しく、潤いのある美しい風景です。
【一句】 シャクヤクや小雨に濡れる今朝の庭
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ツツジの花
2021/4/13 (火) 17:53 by 浜山典之 No.20210413175350
近所のバス通りの両側には、歩道との境をなすところにツツジの植え込みがあり、それがとぎれとぎれに長く続いていて、ちょうど今、花盛りになっています。淡いピンクと赤紫の二種類の花々が入り乱れ、四月の明るい日差しを浴びて若葉の緑とともに鮮やかな色彩を輝かせています。
【一句】 ツツジ咲き心浮き立つバス通り
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花吹雪
2021/4/5 (月) 19:17 by 浜山典之 No.20210405191704
すでに2、3日前には、ソメイヨシノの花がほとんど散ってしまいました。花が開き始めるまでは待ち遠しい気がしていても、咲き終わるまでの日々は一瞬にして過ぎてしまったように感じられます。それはもちろん今年に限られたことではなく、毎年のことです。道に散らばっているたくさんの薄桃色の花びらを見ると、一抹の寂しさがあります。
【一句】 見慣れてもなお名残惜し花吹雪
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浜山典之
『街の風物だより』
(げんとも文芸館)
Copyright © Noriyuki Hamayama
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